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首の痛みとリンパ


首の痛みの中でもリンパ腺の痛みについてご説明していきます。

首の痛みといえば、コリからくるものや、筋違え、寝違え、捻挫などの場合がほとんどですが、リンパ腺の腫れからくる痛みもあります。

ここで覚えておきたいのが、首には100~200個ほどのリンパ節が分布していると言われていることです。
これらのリンパ節は、細菌やウイルスなどの感染により腫れることがあるのです。

その細菌やウイルスに感染した場合の症状としては、腫れた部分にグリグリとした感触があります。
またその部分を押すと、鈍い痛みが生じます。

このような場合は、頸部リンパ節炎と呼ばれます。
これには、急性のものと慢性のリンパ節炎があり、慢性の場合はリンパの腫れが2ヶ月から3ヶ月も続くことがあります。


この頸部リンパ節炎の原因として考えられるのは、喉の炎症と虫歯が大半を占めています。
喉の痛みなどの扁桃炎や咽頭炎、そして虫歯の炎症を首のリンパが食い止めている証なのです。

このような症状の場合は、喉の痛みや虫歯の治療や治癒によって、自然とリンパの腫れや痛みも引いて行くことがほとんどです。

ただし希に他の病気が原因で、腫れが引かなかったり、痛みが長引くこともありますので、不安な場合は病院での診察をおすすめします。

その場合には何科を受診するのがよいかといえば、内科もしくは耳鼻咽喉科等で診てもらうのがよいでしょう。